ホイールナットを選ぶ
さてさて。
ホイールナットを飾っている人はどれくらいいるかな?
随分と前からアルミ、ジュラルミンで鮮やかなカラーナットが。
チタンナットまで売ってるよね~。
軽いよね、凄く。
スチールから見れば確かにいい軽量化に見える。
でも、ナットごとき軽量化してどう?
燃費が上がる?ないよね?
むしろナットの強度的には絶対にスチールには勝てない。
強度を落としてまで見た目を取ろうとは白銀は思えない。
スチールは締め込むと金属が伸びる。
あまり聞かない言葉だけど、柔軟性があるといったほうがいいかな。
アルミより、スチールのほうが柔軟なんだ。
加えてアルミ以上に強度がある。
考えてみて欲しい。
走ってる車で唯一地面と接しているのはタイヤだ。
そのタイヤと繋がっているのはホイール。
そしてホイールを固定しているのはナットなんだ。
どれだけ強い力がかかるか。
前進はもちろんだが、一番苦しいのはやはり旋回時だろうね。
ハンドルを切れば左右に対する力がかかる。
それを受け止めているのはあんな小さいナットなんだ。
強度は考えられているから大丈夫だろ?と思わないで欲しい。
市場に出回っている安価なアルミナットは実は大して強度がなかったりする。
以前、安いアルミナットの素材を顕微鏡で観察した上で、更にX線分析器にかけるというまさかの行動に出た猛者がいたんだ。
前提として、7000番以上のアルミがナットとしては最低ラインといえるらしい。
しかしヤ○オクで販売されていた安価なアルミナットは計測結果5000番前後。
強度不足丸出しである。
加えて鍛造といいつつ雑な切削製品でもあったらしいから悲鳴ものである。
ナットはこうであってほしいという白銀の感覚。
1枚目と2枚目の画像の違いはすぐに分かるかと思う。
上はスチール、下が安アルミだ。
ホイールと接触するテーパー部の当たりがどれだけ酷いかという例。
アルミナットは当たる奴は当たるけど、当たらないのは画像の通りとことん当たらない。
スチールは市販品で当たりが出てないのはまず見たことがない。
強度的な安心感と、接触部分での安全性。
この2つを、スチールは兼ね備えている。
軽量化に拘るあまり、こんなところまでやっちゃうと、ねぇ……。
アルミを買うにしても、かなり大事な部品だ。
ケチらず、きちんとした製品を選んで欲しい。
白銀がスチールナットを推奨するのは基本的にここに尽きる。
目の前にいた車がアルミナットで、ねじ山が飛んでホイールも飛んでいったのを見た事があるならば絶対に選ばないだろうけどね。
今回買ったスチール。
強度はともかく当たり面もしっかりしてるといいな~、と言いつつまだチェックしてないんだなこれが(・ω・)