アーシングキットにローテンプサーモ。
その辺の10万くらいで買える安いダンパーキット、ダウンサス。
あとインテークにつける訳のわからんリングとかキャリパーカバーとか。
機能向上どころかデチューンでしかないパーツが世の中には溢れてる。
だからこそ、きちんと下調べしてからじゃないと痛い目見て車が嫌になったりね。
でもさ。
日本の車事情的には仕方ないんだよ。
チューニングショップって分野は基本的には儲からない。
だって日本にはそういう文化らしいものがないんだもん。
湾岸ミッド○イトの某ページにもあったね。
一般的にチューニングパーツとして販売されてるものは実質的にはチューニングパーツじゃないし。
基本的には”カスタムパーツ”なんだ。
カスタムは改造。
チューニングは調律。
チューンアップは強化。
と、白銀は考えてる。
わかりやすい話、今どきの車にエアクリーナーだマフラーだポンっと付けたって実馬力は数%しか変わらないんだよ基本的にさ。
だから付けた後に大元であるECUを触って、はじめてその本来のパワーを体感できる。
NAはその数%にも拘って弄る。
加給仕様だともっと数値は上がるし。
意味がない訳じゃないけど、正直効果は薄いかな。
ダンパーもポンっと付けた程度じゃ、ノーマルほどの性能もない。
車体に合わせてバネレートを選定し、アライメントを適正にとって初めて最高のパフォーマンスを発揮する。
それなのにそんな部分の話はほとんど出ないで、手ごろな価格でどんどん物が売られてる。
なんでかって言ったら、そのほうがショップは儲かるから。
本来、技術屋であるショップはそのノウハウをお金をもらって提供するのが生業な筈なんだな。
でもUSとかみたく、そういった部分に根っから拘れる人って本当に一握りなんだよ。
鈍感ばっかだから体感できなくて費用対効果を感じられないってのも多いし。
もちろん、中には本当にテキトーな仕事しかしない店もあるんだけどさ。
そうなってくるとショップはどうやったら食っていけるかってと、最終的に売れそうな物を作るしかない。
他所で売れてるから自分たちも売ればいい!ってさ。
現状を作ってるのはほかでもないユーザーってのはある。
時代って面で首も絞められてるし。
生き残るには汚いやり方でもいいから売るしかない。
一部の本気で技術売ってる人たちって、そういう意味ですごくかっこいいんだな。
イーグルの社長とか、うえしま院長はちょっと違うんだけどそういう人。
ちなみに、基本的には技術料は1時間当たり作業にもよるけど3000~6000円くらいだ。
これ工場からディーラーまで大まかね。
逆算してこの程度で済んだと思えるようにならなきゃ改造車となんて付き合ってられないよ。
いいショップを足で探して、自分もケチらずに付き合っていけばお互いいい関係になるんだしさ。
愛車の為にも、コストをかける事を躊躇わない事。
なんでも中古品でいいやとか、人から安く譲ってもらおうとか。
自分の大事な愛車の筈なのに、ちっとも可愛がってないじゃんって言ってやりたい。
ここは妥協してとかじゃないしね……。
白銀が過去に買った中古パーツって言うとほぼホイールとハードトップくらいか。
いや、流石に新品ポンと買うのが難しかったのもあるけどさ。
でもそれ以外は全部新品だった。
シートもステアもサスキットも。
ハードトップはもう中古じゃないと手に入らなかったってのもあるけど。
ホイールは適度なサイズがなかなかなかったのもあった。
海外製は正直怖い部分もあるし。
でも国産で探せば、海外製よりはマシなくらいのいいサイズはあるんだよね。
そういう風に探して抑えるトコで抑えてやれば綺麗に作れんだから。
やっぱ、自分の愛車とはいい付き合いしたいね。
安いからって何でも飛びついちゃいけないよ。