”夢”と”現実”
ノーマルから5ZIGEN。
5ZIGENからTSP1。
白銀のロードスターのマフラーは現在US製だ。
ノーマルから5ZIGENへ換装するも物足りず、TSP1へ変更したら今度は煩過ぎた。
丁度いいところが出ないんだ。
ロードスターはNAマシンだ。
高回転まで気持ちよく、ストレスなく噴け上がるのが理想と言える。
もちろん仕様によって変わるけど。
BP-VEはインテークカムにVVTを搭載するフラットトルクが魅力なエンジンだ。
決して高回転向きとは言えず、チューニングの過程でも制約が多くあまり出力を上げることができない。
元々はファミリアに入っていたB6-ZEをロードスター用に微調整し、マイナーチェンジに伴いボアアップされBP-ZEとなった。
そこからより出力と扱いやすさを求めてBP-VEが出来上がったんだ。
そんなエンジンが入っているんだからもっと全域でパワーの向上させたい。
吸気系も排気系ももっとしっかりとバランスを考えなきゃいけない。
TSP1は高回転でこそパワー感があるけど、下はスカスカで正直街乗りだと微妙だ。
排気音量も大きく車検向きじゃないし、ローダウンしているとあちこちで擦って気持ちよくない。
そこで今は新しいマフラーの調達を始めている。
今までは市販品だった。
でもこれじゃあ完全な形は無理だ。
そこで福島から移転してきたファクトリーデザートイーグルにオーダーしてワンオフマフラーの製作に乗り出した。
”ストリートでストレスなく、甲高いサウンドを発揮するマフラーを”
篭りの少ない、それでいてパワー感のある高音サウンド。
NAらしい音を求めて着手した。
今日、ようやく製作の第2段階に入った。
今までは紙上でイメージを固めてきた。
ここから本格的な製作になる。
今日、エンドピースを収容するスペースの容量と音を作り出すレイアウトを煮詰める為に採寸を行ってきた。
ここからは本当に試行錯誤になる。
現車に合わせながら形作っていかなきゃいけない。
でも”夢”で止まっていたものがようやく”現実”に向けて動き出した。
自分だけの車を、オリジナルのパーツで彩っていく。
予定では来月には仕上がるであろうとの事だったので、うまくいけば8月に参加を予定しているジムカーナに間に合うかもしれない。
これはまだチューニングの第1段階に過ぎない。
エキマニやサージタンク、エンジンルームのタンク類まで。
まだまだ作りこめる要素はたくさんある。
誰にも文句を言わせない、最高の相棒に仕立てていこう。