ブレーキの話
さて、この画像を見てドキッとした人は何人いるかな?
まぁ、見ての通り使い古したブレーキパッドだ。
問題なのは画面中央と左側。
ばっちりブレーキパッドが剥離してるね。
ブレーキパッドの剥離ってなんぞ?って話になる人もいると思う。
ブレーキパッドは台座になる金属板に、回転するブレーキローターを押さえ込んで強い摩擦を発生させる摩材が接着されてるのね。
じゃあこれが剥がれるとどうなるのか。
結論から言っちゃえば、ブレーキの制動性能が著しく低下する。
最悪、ほぼ効かなくなる。
ほぼっていうのは一応金属板、ベースプレートだね。
これがローターを押さえ込めるから効くには効く。
まぁ急ブレーキなんかはもう覚悟しないとダメだけど。
剥離するととりあえずはその場には一応残る。
残ってるからペダル踏めばまだベースプレートに押されてローターに押し付けられる。
でも剥がれてるせいで摩財が動き回るから効きが安定しないんだ。
で、気がついた頃には道端に落としてきてる、なんてこともありえる。
実はこの画像、白銀の愛車であるロードスターに最初に付いていた純正パッドなんだ。
リアパッドはほぼ全滅だった。
購入当初より効きが微妙だとは思っていたけど。
納車時で辛うじてくっついていたのが限界を迎えた感じかな。
外した時は笑ってたけど、内心かなりヒヤッとした。
ブレーキは車の中で1番2番を争うほど大事なユニットだ。
走る・曲がる・止まるっていう3つの動きが車の基本。
エンジンは壊れても走れるし曲がれる。
でも、ブレーキがなくなったらどうやっても止まれないんだ。
ずっと走ってれば各部の抵抗でそのうち止まるけど、そんなの待ってられない。
車のチューニングの心得としても、やっぱりブレーキかもう一つのパーツかってよく言うね。
まずはドライバーと周りへの安全を。
止まれる事がなにより大事なんだ。
もう一つの部品はまた後日。