ポリッシュのホイールは美しい。
メッキではとてもできない、金属特有の冷ややかな質感がいいね。
ただ、新潟のように融雪剤をガンガン撒く地域では手入れも大変だ。
なんの手入れもしないで放って置くとこんな感じに容赦なく錆びる。
もうスポンジや洗剤で洗った程度では綺麗にならない。
せっかくなのでついでと言う形で自分がやってるやり方を書いていこうと思う。
とはいっても、自分もネットの紹介を元にやってるんだけどね。
”45Degree 磨きな人 ホイール磨き 下地から攻略”というサイトをいつも参考にしている。
ここではバイクのホイールで紹介されていたが、ポリッシュ系ホイールなら車でもいけると踏んで磨くようになった。
自分が使っている溶剤や道具は以下の通りだ。
・ネットスポンジ
・クレンザージフ
・耐水ペーパー400番
・3Mスポンジヤスリ(スーパーファイン、ウルトラファイン、マイクロファイン)
・アストロプロダクツ メタルコンパウンド
他にマイクロファイバークロスや紙ウエス、適当なタオルがあるといい。
水道があればホースで水をかけられるけど、ないから今回はガーデンスプレーを用意した。
バケツに食器用洗剤を少量入れて攪拌した物を用意しておくと、耐水ペーパーなんかが目詰まりしにくくなるのでオススメ。
とりあえず表面の汚れを取るのにクレンザーとスポンジで容赦なく磨く。
このあとたっぷり傷付いていくから、この程度の傷はもう気にしなくでも大丈夫。
洗い終わったらまず400番の耐水ペーパーをバケツの水に漬けながらリムを磨いていく。
力も磨く方向も、なるべくなら一定がいい。
今回のホイールはスポークの形状的に諦めるしかなかった部分もあり、一定の磨き方はしていない。
磨き終わったのがコレ。
ひとまず表面に浮いていた錆はだいぶ綺麗になった、深くなっている部分は潔く諦めた。
ただし錆を取る為に表面にはペーパーで付いた無数の傷がある。
ここからスポンジヤスリで順番に磨いていく。
スーパーファインをかけてからウルトラファインをかけていく。
やり方は耐水ペーパー同様に、バケツの水に漬けながら水を切らさないように気をつける。
ウルトラファインまで終わると、表面の傷が薄くなってくる。
段階ごとに丁寧に均していかないと、最後の仕上げでモヤになりやすい。
傷も部分的に残るし、各段階を丁寧にやっていく。
ウルトラファインが終わったらマイクロファインでヤスリがけは最後だ。
ここも上記と同じなので割愛。
傷がかなり目立たなくなった。
表面のポツポツとした跡は錆が中まで侵食している部分。
消せるとは思うけど、ここまで磨くのに1時間くらい平気でかかる。
今回は時間の都合とやる気の問題から諦めた。
最後はコンパウンドをかける。
水で泡やカス汚れを洗い流し、タオルで水気をふき取っていく。
大半のコンパウンドは水溶性なので、水気が残っていると研磨力が落ちてしまうから注意だ。
理想はファイバークロスで磨く事だけど、もったいないからペーパーウエスで磨いていく。
少量(画像のホイールではスポーク間につきマイナスドライバーの先に乗る位)をウエスに付けて一定方向でひたすら磨く。
磨いていると黒いカスが出てくる。
カスをファイバークロスでふき取れば画像の通りだ。
草臥れていたホイールが新品にはならなくても、中古ショップで並んでいるくらいのレベルまでは回復した。
費用はトータルでも1本辺り3000円前後だ。
スポンジヤスリは1本に対して半分~1枚使うので、ホイールの状態を見ながらになるかな。
お店に頼めば数万はかかる筈だから、時間に余裕があるなら試してみると面白いと思う。
ただし、これはあくまでもポリッシュ系に使えるやり方であってメッキホイールにやると取り返しが付かなくなる可能性があるから注意。
あくまでも自己責任でやってください。
ちなみにスポンジヤスリは細かい凹凸のある部分にも使える。
ホイールの内側の錆撮りにも持ってこいだし、家の中でも台所周りなんかで意外と使えるから持っておいて損はない。